Palace of The King
多くの悲観的な評論家は、“ロックは死んだ”と言わんばかりの記事を書きたてている。もしあなたもその論調に同調するのであれば、せめてその前にパレス・オブ・ザ・キングをチェックしてみてほしい。アグレッシブなほどのブルージーさと、
へヴィーなリフのサイケデリアが染みわたる、これぞロックンロール魂。この魂こそが、信じようとしない評論家や若者たちを目覚めさせるのだ。
2012年暮れに結成されたパレス・オブ・ザ・キング‐当時はまだ名前も決まっていなかった‐は、ブルージーな6人組のロックンロール・バンドになることを目標にかかげ、3曲のデモをレコーディングした。ただレトロなスタイルに執着しているのではなく、パレス・オブ・ザ・キングのサウンドは、ライヴァル・サンズ、グレイヴヤード、ジャック・ホワイトに通じる、さらに言えばレッドツェッペリン、ブラックサバス、ディープ・パープルに繋がる世界観をもちあわせている。毎年一枚アルバムをリリースし、ツアーバンのタイヤが外れるまでツアーしまくる、あの古き良き時代の香りが心地いい。これまでにオーストラリアのいたるところで魂のステージをくり返し、海外でも通用するバンドになるための経験をつんできた。そしていよいよ、パレス・オブ・ザ・キングのロックンロールが世界へと羽ばたく時がきたのだ。これまでに2枚のEPとフルレングスのLPレコード1枚をリリースした。そして今、才能をもった彼らが経験をつみ、自信とプライドをかけたオフィシャル・デビュー・アルバムが世に放たれる。「パレス・オブ・ザ・キングってのは、ぐらぐらと地面を揺るがすリフとソウルとロックンロールのまさに“お城”(パレス)みたいなんだ」、そうコメントするAirbourneのリードシンガー/ギタリスト、ジョール・オキーフ。「ベーリング海のベテラン釣り船よりも多いフック(曲のサビと釣り針)とライン(メロディーと釣り糸)は、まちがいなく聴く者を絡まらせ、引き込まれて熱狂することだろう。6ストリングス・ギターに絡まるセクシーな魂の歌。断言する。こいつらは本物だ。ヨーロッパで大ブレイクする姿が目に浮かぶぜ」(注:2015年6月19日に欧州でアルバム・デビュー、10月に欧州ツアーが決まっている)2015年、“ホワイト・バード”が巣立ちを迎える。3分のファンキーロックから7分間のサバス風クラッシャーまで。パレス・オブ・ザ・キングはこれまでのすべての影響を余すところなく取り入れ、本作を完成させた。モダンなエッヂとスムースさをあわせもち、ブルースの100年の歴史をひもとくリフとフックの詰まった44分間のロックンロール。初めてバンドとして集まり最初のコードを弾きはじめてからわずか2年間のあいだに、多くの曲を作りリリースし、200公演以上のライヴを行いここまでたどり着いた。これだけの短期間にこれまでのことを成し遂げるバンドは多くいない。「皆さま、座席用ベルトを着用の上、爆音でこの旅をお楽しみください。『White Bird/Burn The Sky』は間もなく飛行いたします」
Tim Henwood – vocals / guitar
Sean Johnston – keys / guitar
Travis Dragani – drums
Anthony Licciardi Garcia – bass