Matt Grundy
南カリフォルニアのオレンジ・カウンティ、ガーデン・グローブで生まれ、カリフォルニアの砂漠町フェランで育つ。父親はベテラン・ブルースマンであり、ハーモニカ・プレイヤーとして40年のキャリアを持つと言う。父親の音楽から多大な影響を受ける中、若干6歳で初めてのエレキ・ギターを手にした。マット少年は数年のうちに父親のバンドと共にステージに上がるようになっていた。影響を受けたミュージシャンはジム・ホワイト、ピンク・フロイド、ウィルコ、ニック・ケーヴ、トム・ウェイツ、ニック・ドレイク、アイアン&ワインなどと言う。初めてベースを手にしたのが14歳、その才能はすぐに認められ、コスタ・メサのヴァンガード大学の奨学生として大学に入学。その頃から、オレンジ・カウンティを拠点に音楽活動を初める。同じ地元在住のプロ・サーファーでミュージシャンであるドノヴァン・フランケンレイターに出会ったのもこの頃で、やがて一緒に音楽活動をするようになる。その後現在まで約7年間、マットはドノヴァン・バンドのベーシストとして、レコーディングやツアーに参加している。ドノヴァンとの活動を続けていく中で、自分の曲を書く事に興味をもち始めるようになり、曲を書き溜め始める。デビュー作となる『ファブリック・アンド・フォグ』に収録されている曲は全てドノヴァンとのツアー中に書かれたもので、ツアーの合間に自宅のスタジオでレコーディングされた楽曲なのだそうだ。彼のミニ・スタジオでは、ドノヴァンが2007年にアメリカでリリースしたEP『Recycled Recipes』のレコーディングも行われ、マットとドノヴァンがレコーディング、エンジニアリング、プロデュースの共同作業を行った。『ファブリック・アンド・フォグ』に関しては、プロデュースの大半をマットが行っている。自身の日本デビューと共にドノヴァンの日本ツアーでのオープニング・アクトとしての来日パフォーマンスも決まっている。マット・グランディ、勝負の年!